115.そんな装備で大丈夫か?

知識産業で稼ぐとなると、特定領域における専門家であることが必要とされる。
専門家というとハードルが高いように感じるかもしれないが、イグザクトリィ。
目を逸らさずに言うと、知識産業で稼ぐということは本来的にハードルが高い。
ポジショニング戦略が上手く嵌れば、専門家未満でも成立する可能性はあるが、
少なくとも顧客の先を行く存在でなければ、話にならないと言っていいだろう。
知識産業とは、簡単に言えば「新しい知識を生産し、販売する産業」のことだ。
もっと言えば「特定領域における問題解決に資する知識を提供する産業」だな。

たとえばそれは「ゴルフで300ヤード飛ばすスウィング方法」でも構わないし、
「三回のデートで女性を口説き落とす恋愛ノウハウ」でも構わないのだが……

ここで根本的な商品の提供価値が低かったらどうか?
購買という心理的事実を引き出すには至らないのだ。

ましてや提供価値がエアプの産物だとしたら――あらゆる場面で綻びが生じる。

所謂「稼ぐ系」を想定した場合、その専門家とは「実際に稼いでいる人間」だ。
月五万円でも安定的に稼いでいれば“専門家の基準を満たしている”と言えるし、
単発でもウン百万円と稼いだなら“一時的に専門家に比肩した”と言えるだろう。

>知識産業で稼ぐとなると、特定領域における専門家であることが必要とされる。

必要条件を満たしていないのだから、死屍累々の様相を呈するのも当然である。
専門家未満であるがゆえに、迂遠的な価値提供になり、射幸心を煽れないのだ。

重要な箇所なのでもう一発。

専門家未満であるがゆえに、迂遠的な価値提供になり、射幸心を煽れないのだ。

競合他者がど真ん中の価値――ゴルフで300ヤード飛ばす方法を販売する中で、
飛距離を伸ばすグリップの握り方なんて販売して勝負になるのかという話だな。

いま述べているのは「競合優位性を如何に獲得するか?」という話ですらない。
それは専門家の基準を満たしている=実際に稼いでいる人間が悩むことであり、
必要条件を満たしていないエアプは、何を差し置いても稼がなければならない。

「いや……稼ぐために情報発信をしているんですけど?」と思うかもしれない。
だが、ハッキリ言って、稼いでない人間の情報発信なんて誰も見たくないのだ。
本格的に情報発信を始める前に、別領域で”○○で稼ぐ方法”を構築しなければ。
周囲が「はやぶさの剣」や「ドラゴンキラー」を装備しているのにも関わらず、
自分だけが「ひのきのぼう」を装備しているような……そんな装備で大丈夫か?

「稼ぐ系」なのにも関わらず、発信者本人が稼いでないとなると道理に反する。
おまんら、道理に反することばかりやっているからいつまで経っても稼げない。

「でも、そんな面倒そうなことなんて誰もやってないですよ?」と思うだろう。
なぜ多くの人間が面倒に思ってやらないことにこそ活路があると思えないのか?
ラクして稼げる方法を追い求めて、年単位で時間を無駄にする方が損失なのだ。

で、具体的な”○○で稼ぐ方法”だけど……

ヤフオクやメルカリで不用品の販売から始めることが最も合理的だと思われる。

①早々に稼ぐという経験を積むことによって、モチベーションが喚起される。
②「できるだけ安く仕入れ、高く売る」という商売の基本原理を理解できる。
③マーケットの歪み――需供の不均衡による価格の変動を見抜くだけでいい。
(集客やマーケティングをプラットフォームが担うので高度なスキルが不要)

ここで得た売却代金は次なる出品の仕入れ費用に充てることで、循環を描ける。
中には「肝心なやり方が分からないんですが……」という方がいるのだろうが、
せどり・転売くらい単純なことであれば、一般書籍でも十二分に学べるはずだ。
それで二ヵ月ほど集中的に実践し、結果を出したら、情報発信を始めたらいい。

今度こそ「ひのきのぼう」ではなしに「はがねのつるぎ」くらいを携えてだな。

なお、今回の記事における想定読者は、市場の平均的なプレイヤーだったので、
UAの読者諸君に関しては、もう少々レヴェルを上げてもいいと私は考えている。
たとえば、得意分野の具体的な体験をモデル化し、教材として市場に卸すなど。
稼ぐ系をインフォビジネスに拡張すれば、このやり方も当然のように成立する。

「稼ぎたいんだったら顧客が求めているものを提供せよ」という当たり前の話。
ま、当たり前のことを当たり前のように出来るんだったら誰もが勝ち組だがな。

みんなの音楽

本日の一曲は、Unknown T & Sammy Virjiで『Goodums』

子供の胎教に良さそう(何がやねん)

いやまあそんなわけで、また近いうちに記事を更新します!

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